他のファンに嫉妬して苦しい…推し活で“比較してしまう心理”と心が軽くなるコツ

他のファンに嫉妬して苦しい…推し活で心が軽くなるコツ 推し活

推し活をしているとすごく楽しいし毎日が充実している感覚がありますよね。

でも、

「あの人はライブツアー全公演に行っててうらやましい」

「あの人はグッズをたくさん買ってる。その人を見ていたら自分もグッズを欲しくなってきた…」

など、推し本人ではなく他のファンの行動に影響されて、無理して推し活をしている人はいませんか?

その思いが行き過ぎて、「他のファンに負けたくない!」というように思ってしまっていたら、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

そのままだと苦しくなるだけです。

私も同じような経験をして、推し活を全く続けられなくなったことがあります。

今は回復して自分のスタンスで推し活を再開できていますが、そんな私からのアドバイスです。

  • 推し活は勝ち負けではないと認識する
  • やらないことを決める
  • 自分のコントロールできることに集中する
  • 他のファンが誰もいなくてもやるかどうか考える

私の体験談も交えて解説していきます。

この記事はこんな人におすすめ
  • 推し活で他のファンの行動を意識してしまう人
  • 他のファンに負けたくない!と思ってしまう人
  • 推し活に限らず、いつも「自分は劣っている」と劣等感を感じてしまう人
この記事を読むメリット
  • 推し活での他のファンを意識する苦しみを和らげる方法が分かる
  • 長く健全に推し活を続けられるコツが分かる
  • 自分の思考を深掘りし、不安を小さくする具体的なやり方が分かる

他のファンに嫉妬してしまう理由【心理学で解説】

そもそもなぜ他のファンに嫉妬してしまうのか、いくつかの観点から整理してみたいと思います。

推し活が“自分の価値”と結びつくから

推し活は、本来は「推しのことが好き」という純粋な感情から始まります。

でも続けていくうちに、

  • どれだけ応援しているか
  • どれだけお金や時間を使っているか
  • どれだけ推しのことに詳しいか

という「実績」のようなものが増えていきます。

すると、推し活がだんだん「自分の価値を証明するもの」のようになってしまうことがあります。

「あの人より自分のほうが推しを知っている」「自分のほうが頑張っている」という気持ちが出てくるのは、推しへの愛情というよりも、「自分の存在を肯定したい気持ち」を強く持っているからと考えることができます。

推し活が「好き」だけでなく「自己評価」と結びついたとき、他のファンはライバルのように見えてしまいます。

比較してしまう心理(社会的比較理論)

人は本能的に、他人と自分を比べる生き物です。

心理学ではこれを「社会的比較」と呼びます。

自分の立ち位置を知るために、無意識に周囲と比べてしまうという考え方です。

推し活も例外ではありません。

単に「好き」という感情だけだと目に見えないため比べることは難しいですが、

  • フォロワー数
  • イベント参加回数
  • 当選率
  • 推しからの反応

など、目に見える数字や実績があると、簡単に比較できるようになってしまいます。

本当は「好き」でつながっているはずなのに、いつの間にか「どっちが上か」という軸に変わってしまうことがあります。

なお、これは性格の問題ではなく、人間の自然な心理です。

そのため、「嫉妬してしまう自分=ダメな自分」と決めつける必要はありません。

「負けたくない」と思う気持ちの正体

嫉妬の奥には、「負けたくない」という気持ちが隠れていることがあります。

負けたくないという心理の裏には、

  • 自分の努力が否定される気がする
  • 推しからの愛が奪われる気がする
  • 自分の存在価値が下がる気がする

つまり、「大切にされたい」「認められたい」という、気持ちが根底にあります。

嫉妬は嫌な感情ではあるものの、自分の中の素直な気持ちの表れでもあるのです。

なお、「認められたい」「優越感を感じたい」という感情についてはこちらの記事でも解説しています。

SNSが嫉妬を強める理由

SNSでは、

  • キラキラした現場写真
  • 大量のグッズ
  • 神席報告
  • 推しからのリアクション

そういった“うまくいっている瞬間”が多く流れてきます。

人はどうしても、他人の良いところと自分とを比べてしまいます。

しかもSNSは終わりがありません。

見ようと思えば、いくらでも比較材料が出てきます。

その結果、「自分だけ足りていない」「自分は負けている」という錯覚が強くなってしまいます。

でも、SNSは現実のうちのある一部分の切り取りです。

そう思うだけでも、少しだけ心は軽くなるかと思います。

推し活が苦しく疲れてしまう人の特徴【同担拒否の心理も】

どんな人が推し活が苦しくなるのか、考えてみたいと思います。

推し活=競争と考えてしまう人

純粋に推しだけを見て推しを好きだと感じている時は苦しくないと思いますが、ここに「他のファン」が入ってきてその存在を意識しだすと苦しくなることがあります。

それは「他のファン」をライバルのように考えて無意識のうちに競争してしまっていることが原因です。

なお、この競争意識が強くなると、「同じ推しを好きな人を受け入れられない」といういわゆる“同担拒否”の心理につながることもあります。

  • あの人はイベントにたくさん行っているから、自分はそれ以上に行こう
  • あの人は限定グッズを持っているから、自分も買おう

など、「他のファン」を意識して競争のように推し活に取り組んでしまうと、際限なくお金や時間をつぎ込んでしまうことにもつながります。

悪目立ちして周りから嫌われることにもなりかねません。

結果的に推し活が苦しくなっていきます。

自分がコントロールできないことにこだわる人

自分がコントロールできないことにこだわるようになっても苦しくなります。

例えば、

  • ライブで前の方の座席を毎回ゲットしたい
  • 抽選倍率の高いイベントに必ず参加したい

などと思うと、それが実現できなかったときに大きな苦しみになります。

他のファンの目を意識しすぎる人

「他のファンの目」を意識しすぎるのも苦しさにつながります。

  • ファンの間で自分はすごいんだと思ってもらえるよう、イベントにたくさん行こう
  • ファンの友人に認めてもらえるように自分はもっと推し活を頑張ろう

などと思ってしまうと、際限なくお金や時間をつぎ込んでしまって苦しくなります。

先に述べた「競争」の意識にもつながっていきます。

そして、自分で勝手に「自分はすごいファンとしてこうあるべき」というイメージを作り上げてしまうと、そのイメージに縛られて、

  • イベントには全部行かないといけない
  • グッズは全部買わないといけない

などといった「義務感」が生まれてしまいます。そうすると余計に苦しくなっていきます。

無理しない推し活の方法【今日からできる対処法】

ではどうすれば無理した推し活をせずに楽しく続けられるか、ということですが、基本的にはこれまでとは逆のことをすればいいと思います。

推し活は勝ち負けではない

推し活の本来の目的を考えると、

  • 純粋に推しが好き
  • 推しの魅力(歌、声、演技など)を感じることで満たされた気持ちになれる

ということのはずですので、そもそも「他のファン」が目的の中に存在しません。

おそらくどんな人でも推し活を始めたころは純粋に推しだけを見ていたと思います。

それがいつの間にか「他のファン」を意識して競争するようになってしまうと苦しくなります。

推し活は本来勝ち負け・競争ではないと意識して、推し活を始めたころの初心を思い出し、純粋に推しだけを見ることで苦しさを軽減することが一つの対処法です。

やらないことを決める

やらないことを決める、ということも有効です。

例えば、

  • 購入するグッズは日常生活で絶対に使うものだけにして、飾っておくだけものなどは買わない
  • イベントで遠征はしない、その代わりファンレターをしっかり書く

などが挙げられます。

あれもこれもやろうとすると際限なくお金や時間を使って苦しくなる一方なので、自分の中で「やらないこと」を決めてその基準を守るのも一つの対処法です。

やらないこととやることの基準を明確化して、やると決めたことに集中するのも良い案です。

自分がコントロールできることに集中する

自分がコントロールできないことにこだわると苦しくなる一方です。

たとえば、「ライブで前の方の座席に行きたい」と思っていたとしても、それは全員が思うことですし、自分ではコントロールできません。

どうしても自分で席を選びたいと思うと、転売に手を出すなど無理な手段に頼りたくなる人も出てきます。

しかし無理して手に入れたチケットで、推しに胸を張って応援できますか?楽しめますか?と聞かれたときに、少しでも後ろめたい気持ちがあるのであれば苦しくなる原因になります。

逆に、後ろの方の席でも自分で取ったチケットならそのような苦しさを感じることなく楽しめるはずです。

ライブの座席はコントロールできないけれど、それに対する自分の気持ちや楽しみ方はコントロールできる。

そう考えて前向きに楽しもうとすれば苦しさは和らぎます。

たとえばこちらの記事で書いていますが、開演前に隣の人に挨拶することも前向きにライブを楽しめる工夫の一つです。

些細なことでも前向きに楽しもうとする意識が大事かと思います。

他のファンが誰もいなくてもやるかどうか考える

他のファンの目を意識しすぎると苦しくなるので、逆に他のファンがいない場合を想像することも有効な手法です。

  • 他のファンが誰も見ていなくても、そのグッズを買うか?
  • 他のファンが誰も自分の行動を見ていなくても、そのイベントに行きたいと思うか?

そう自分に問いかけて、それでも「Yes」だと思うなら、それは本心からやりたいことですのでやればいいと思います。

ですが、もし「No」という答えなのだとしたら、それは自分自身ではなくて「他のファン」に見せるためにしている行動ということになります。

そんな行動を続けていたら苦しくなり、いつか破綻してしまいます。自分基準の行動に変えていくことで苦しさを軽減できます。

迷ったときは、他のファンが誰もいなくてもやるかどうか考えることも有効です。

私の実体験

比較で苦しくなった日々

私も推し活をしていますが、以前に苦しかった推し活をしていたことがあります。

もう10年以上前のことですが、いわゆる地下アイドル的な歌手を推していたことがあります。

デビューしたてで知名度もあまりありませんでしたが、ステージで歌っている姿に見惚れてファンになりました。

当時はファンの数もそれほど多くありませんでしたので、何度もイベントに行っていると、いわゆる「TO」と昔言われていた有名なファンとも知り合いになりました。

そのファンたちは、

  • 推し本人に名前を憶えてもらっている
  • イベントはもちろん全通
  • イベントではいつも最前列付近

というような人たちで、最初はただ「すごい人たちだな」って思っていたんですが、次第に劣等感を感じたり、負けたくないという思いが芽生えてきました。

私は地方在住なんですが、何とかしてイベントに全部行きたいと思うようになり、毎週のように夜行バスで東京に行きイベントに参加して夜行バスで帰る、という生活を送っていました。

その甲斐あってか、私も名前を憶えてもらえるようになり、当時はこれ以上ない喜びを感じていました。

でも、ファンがだんだん増えてきて、イベントも前の席がだんだん取れなくなってきた頃。

ある記念のイベントがあったのですが、倍率がかなり高くて落選してしまいました。

どうしても行きたかったという思いがはじけて、張りつめていた心が折れてしまい、それから全く気力が湧かなくなってしまいました。

その推しのイベントにも辛くて行けなくなり、推し活を止めてしまいました。

反省と推し活を無理なく続ける対処法

私の体験を振り返ると、

  • 他のファンを意識しすぎていた
  • 他のファンに勝とうとしていた
  • 自分がコントロールできないことにこだわりすぎていた

こういったことが苦しさの原因かなと思います。

この反省を生かして、同じようなことが起こりそうな時にどうするか考えてみると、

  • 他のファンと競争しそうになったら、初心に帰って推しだけを見ようと決める。
  • イベント遠征回数を制限するなど、やらないことを決める。
  • 自分のコントロールできることに集中する。イベントに落選しても、ファンレターを書くなどできることに集中する。

ということが考えられます。

当時はそこまで考えが回っていませんでしたが、時間をおいて冷静になった後に考えると適切な判断ができると感じています。

まとめ

推し活をしていて、他のファンに負けたくない!と思ってしまったときの心理と対処法について解説しました。

他のファンに負けたくない!と思ったときは、

  • 推し活は勝ち負けではないと認識する
  • やらないことを決める
  • 自分のコントロールできることに集中する
  • 他のファンが誰もいなくてもやるかどうか考える

ことが大事です。

これらを念頭に、楽しい推し活を続けていってもらえたらと思います。

推し活は本来、自分の人生を豊かに幸せにしてくれるものです。

推し活に苦しさを感じたらちょっと考え方を変えて、無理をせずにゆるく続けてもらえたらと思います。

よくある質問

どうしても嫉妬が抑えられないときはどうすればいい?

そんな自分も否定しないで大丈夫です。

湧き出てくる感情は原始時代の名残であり、すべて自分を守るためのものである、という考え方があります。

嫉妬の感情も原始時代の人が生き残るために生まれたもので、自分がダメだから感じているわけではない、と考えれば少し落ち着けるかと思います。

また、「あ、嫉妬してるな」って心の中でつぶやくことで感情から一歩引いてみることもできます。

まずは落ち着くことが大事です。落ち着けば客観的に考えられるようになります。

どうしても感情が抑えられない場合は一旦現場から離れることをおすすめします。

そんな気持ちで現場に行っても楽しくないし自分を責めるだけですから。

落ち着いたらまた現場に行けばいいです。

嫉妬する気持ちもあるが、他のファンの友人と一緒にいると楽しい。気持ちにどう折り合いを付ければいい?

どちらも大切な気持ちなので、どちらも否定しないことが大事かと思います。

楽しい気持ちがあるならその人と一緒にいて良いかと思います。

それで嫉妬の感情が出てきたらその時に少し距離を取ってみたら良いと思います。

推し活のメンタルに役立つ本の紹介

この記事を書くにあたり、私自身が参考にした本も紹介しておきます。

「どうしても比較をやめられない」「考え方を根本から変えたい」と悩む人の力になると思います。

嫌われる勇気

アドラー心理学に関する本です。

優越感に関する対処やこれからどうすべきかの考え方が書かれています。嫉妬の心理についても詳しく書かれています。

私は悩んだりモヤモヤしたときに見返して考えを整理するようにしています。非常に助けになる本だと思っています。

興味のある方はご一読ください。

とにかくメンタル強くしたいんですが、どうしたらいいですか?

うつ病やその一歩手前の状態での心理とその対処法について、会話形式で分かり易く解説している本です。

湧き出てくる感情は原始時代の名残であり、すべて自分を守るためのものである、という考え方がこの本に書かれており、直感的に理解しやすい考え方かと思います。

心のモヤモヤを抱えている方にお勧めの本です。

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