幸せを感じにくかった私が、「2時間でいい」という考え方に出会った話

おすすめ本

毎日なんとなくこなしている、という感覚はありませんか。

仕事も、家のことも、それなりにやっている。でも「楽しかった」「幸せだった」という感覚が薄い。1日を振り返っても、何も残っていない気がする。

私はずっとそういう感覚がありました。幸せになりたいとは思っているものの、何をすればいいかわからない。何か大きなことをしなければいけないのかな、と漠然と思っていました。

そんなときに読んだのが、今井孝さんの『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』です。「24時間すべてが輝かなくていい。たった2時間の最高のひとときがあれば、1日は充実する」という考え方に興味をひかれました。

この記事を読んでほしい人へ

こんな方に読んでほしい記事です
  • 毎日なんとなく楽しくない、と感じている
  • 「幸せ」が何なのか、よくわからなくなっている
  • 嫌な仕事ばかりで、気持ちが消耗している
  • 何かを変えたいけれど、何から始めればいいかわからない

同じような気持ちを持ったことがある方に、この本と私の体験がすこしでも参考になればと思います。

『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』はどんな本か

著者は今井孝さん。3万人以上の起業家にコーチングやコンサルティングを行ってきた方です。

この本の核心にあるのは「24時間すべてが充実している必要はない、たった2時間の最高のひとときがあれば1日は充実する」という考え方です。

友人と食事した2時間、好きな映画を観た2時間、趣味に没頭した2時間。「幸せな2時間」を1日に意識して作ることが人生の幸福度を変えていく。そういう本です。

【体験談】この本を読んで変わったこと

嫌な仕事を「ゲーム」にしてみた

仕事をしていると中には気が進まない仕事もあります。理不尽に感じる場面、どうにもならないと思う状況。でもやらなければいけない。

そういう仕事をするとき、私は「ゲームにしてみよう」と試してみたことがあります。「この書類のここまで、今日中に終わらせる。クリアしたらアイスを食べていい」というように。そうすると気持ちが少し変わりました。義務感ではなく、小さな目標に向かっている感覚になりました。

大きな達成感ではなく小さな「できた」を意識的に作ることが、充実した時間へのきっかけになるのかもしれません。

朝2時間、自分だけの時間を作った

私には5歳と2歳の子どもがいます。家にいると「遊んで!」と膝によじ登ってきたり、パソコンのキーボードを叩いたりして作業どころではありません。それ自体は嬉しいことなのですが、「自分の時間がない」というイライラも正直ありました。

そこで試したのが、夜早く寝て朝2時間だけ早起きすること。子どもが起きる前の静かな時間に、読書したり、勉強をしたり。

すると、子どもと遊ぶ時間のイライラが減ったんです。自分の時間があるという安心感が、残りの22時間の質を変えてくれる感じがしました。

「楽しみ」を先に置くと、平日が変わる

この本の中に「金曜日の夜に好きなアーティストのライブがあるから、それまでに仕事を終わらせる」という体験談があります。これを読んで、思わず「自分もそれだ」と思いました。

私も好きなイベントが週末にあるとき、「すっきりした気持ちで楽しみたい、仕事を残したままもやもやして行きたくない」と思って、キリのいいところまで終わらせようと頑張れた経験が何度もあります。

1日の中だけでなく、週単位で「楽しみ」を置いておくのもいいと思います。先に楽しみがあると、平日全体が少し明るくなる気がします。

この本が気づかせてくれた3つのこと

小さな喜びを、バカにしていた

この本の中に、「日々の小さな喜びや幸せを、どれだけ見逃さずに、どれだけバカにせずに味わえるかで人生の幸福度が違ってくる」という内容があります。

読んだとき少し胸が痛くなりました。私はずっと小さなことを喜ぶのが苦手でした。

「朝起きられた」「洗濯が終わった」「今日も1日乗り越えた」

そういうことをよろこんでもいいの?そんな些細なことで幸せって言っていいの?という気持ちが、どうしてもあったんです。今でもそういう考えが出てくることはあります。

でも、そういう小さな喜びをどれだけ丁寧に感じられるか。それが、幸せになれるかどうかの分かれ道なのかもしれない、と思うようになりました。

「失敗は特権」という言葉に救われた

失敗とは、挑戦している者だけが得られる特権」という言葉も印象に残りました。

チャレンジしなければ失敗もない。でも、何もしない毎日を本当に望んでいるか?

失敗を「チャレンジした証」と考え直したとき、少し気持ちが楽になった気がしました。完璧にやらなくていい、まず動いてみればいい、という許可をもらえた感じがしました。

ハードルを下げたら、達成感が生まれた

1日の予定を立てるとき、私はつい詰め込みすぎてしまいがちです。あれもやろう、これもやらなきゃ、と思って、実際にできる量の倍くらい入れてしまう。

結果、3つしかできなかった日に「6つ予定していたのに半分しかできなかった」と感じてしまう。最初から3つの予定なら「全部終わった!」と達成感を得られるのに。

ハードルを下げることは諦めることではなく達成感を積み重ねるための設計だ、と思えるようになったのが私の中の小さな変化でした。

他の読者の声

Amazon・読書メーター・ブクログなどで読者の声を調べてみると、いくつかの共通した評価が見えてきました。

「テクニックよりマインドの本」という声が多いのが特徴的です。「2時間の使い方」というタイトルから時間術を期待して手に取った方も多いようで、「スケジュール管理の具体的なノウハウではなく、考え方を変える本だった」という感想が目立ちます。

「すぐ使えるテクニックが欲しかった人には物足りないかもしれない」という声がある一方、「考え方が変わったことで、自然と行動が変わった」という評価もありました。また、本には書き込みシートが含まれており、「手を動かして自分ごとにできた」という感想も見られます。

正直なデメリット|こんな人には合わないかもしれない

この本を読んですぐに「幸せになれた!」という感覚にはなりません。それが正直なところです。

たとえば「2時間、自分が幸せになれることをしよう」と言われても、「自分にとって何が幸せなのか、実はよくわからない」という人は多いと思います。毎朝ジョギングすることで幸せを感じる人もいれば、同じことをしても疲れるだけという人もいる。何が「幸せな2時間」になるかは、本には書いていません。

「この本を読めばすぐに幸せになれる」という期待で手に取ると、少し拍子抜けするかもしれません。

ただ、この本には「自分を幸せにしてくれるものを見つける方法」が書かれています。無駄なことをやめる、自分の感情を満たしてくれるものをリストアップする、といった地道な取り組みの手がかりがある本です。

まとめ|今すぐ始めた方がいい理由

自分のことは、思っているほど自分ではわかっていない、と私は感じています。少なくとも、私はそうでした。

自分が何をすると嬉しいのか、どういうときに疲れるのか、何があると1日が充実した気がするのか。パッと言葉にできない。「幸せ」という感覚も、ぼんやりしていました。

でも、この本をきっかけに自分の感情と少しずつ向き合うようにしてから、だんだんわかってきたことがあります。「こういうことをすると気持ちが上向く」「これは自分には合わない」というのが少しずつはっきりしてきました。

それは1日や2日では変わりません。何カ月も、場合によっては何年もかかると思います。だからこそ、「面倒だな」「今日じゃなくていいかな」と思うときほど早く始めた方がいいと感じています。

  • この本の核心:24時間すべてが幸せじゃなくていい。たった2時間でいい
  • 小さな「できた」を意識的に作ることが充実した時間への入口
  • 小さな喜びをバカにせず丁寧に感じることが幸福度の分かれ道
  • 「失敗は特権」——チャレンジした証として受け取ってみる
  • ハードルを下げることは諦めではなく、達成感を積み重ねる設計
  • 自分の感情と向き合うのは、早く始めるほどいい

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📚 書籍情報

📚 いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才
著者:今井孝 出版社:すばる舎

よくある質問

Q. 読むのにどれくらい時間がかかりますか?

A. 2〜3時間程度で読めます。文章が読みやすく、コンパクトにまとまっているので、隙間時間でも読み進めやすいと思います。

Q. 時間管理術の本ですか?

A. 具体的なスケジュール管理のテクニックよりも、考え方やマインドセットを変えることに重点が置かれた本です。「2時間の使い方のノウハウ」というよりは、「自分にとっての幸せな時間とは何か」を見つける手がかりを与えてくれる本だと思っています。

Q. 読んですぐに効果がありますか?

A. 読んですぐに大きな変化があるわけではないと思います。ただ、考え方が少し変わることで、日常の中に小さな幸せを見つけやすくなると感じています。効果を感じるまで時間はかかりますが、それが自分の感情と向き合う第一歩になると思っています。

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