推し活でお金を使いすぎてしまった経験はありますか?
推し活は楽しいですが、ふと冷静になったときに「使いすぎたかも」と罪悪感が押し寄せてくることがあります。私も時折そんな感覚を持つことがあります。
私は20年以上、好きな声優さんを推し続けています。多いときには年間200万円以上使った年もありました。全国ツアーを全通したことも何度もありましたし、海外ライブにも参加したことがあります。
そんな経験を踏まえて考えてみると、推し活の出費に関する罪悪感には「手放していい罪悪感」と「向き合うべき罪悪感」の2種類があるような気がします。
この記事では、20年以上の推し活を経験している私が考える「後悔しない推し活の出費の判断軸」をお伝えします。いま罪悪感のようなモヤモヤを抱えている方に対して、その罪悪感の正体が見え、推しと自分の両方を大切にできる推し活のヒントを提供できれば幸いです。
- 推し活でお金を使いすぎてしまい、罪悪感を感じている方
- ライブ全通やグッズ複数買いで、ふと冷静になると不安になる方
- 他のファンの目を気にしながら推し活している自分に疲れている方
- 推し活をやめずに、お金との向き合い方を整えたい方
結論|推し活の罪悪感には「手放していいもの」と「向き合うべきもの」がある
最初に結論からお伝えします。
推し活でお金を使ったあとに感じる罪悪感は、性質が違う2つのタイプがあると考えています。
- パターンA:自分と他人と比べてお金を使ったときに感じる罪悪感(向き合うべき)
- パターンB:それを自分が心から欲してお金を使ったときに感じる罪悪感(手放していい)
この2つを見分けられるようになると、罪悪感に振り回されることなく、自分らしい推し活ができるようになります。
逆に、すべての罪悪感を「自分が悪い」と引き受けてしまうと、推し活そのものが苦しくなってしまいます。
これから、なぜ罪悪感に2タイプあるのか、どう見分けるのかを順番にお伝えしていきます。
推し活はなぜこんなにお金がかかるのか|気づけば全通・複数買いの世界
罪悪感の話に入る前に、まず「推し活でお金がかかる現実」を共有させてください。「使いすぎてしまうのは自分の意志が弱いから」と自分を責めている方に、まず知ってほしいことがあります。
ライブツアー全通・遠征の世界
推し活で大きな出費になるのは、なんといってもライブやイベントです。
特に全国ツアーは、地方公演まで参加しようとすると交通費・宿泊費がかさみます。チケット代だけなら1公演1万円前後でも、新幹線や飛行機、ホテル代を含めれば1公演で5〜10万円かかることもあります。
「近場のライブだけでは満足できない」「ツアー全部に行きたい」と思うのは、ファンとしては自然な感情だと思います。私自身、何度も全通を経験してきました。海外公演にも参加したことがあります。
それは決して「使いすぎ」というだけの話ではなく、「推しを見られる時間は当たり前ではない」「最高に楽しいライブの空間を何度も体験したい」「推しが見せてくれる時間を最大限受け取りたい」という気持ちから生まれる行動なんだと思います。
CD・グッズの複数買い(握手会・抽選券)
ライブだけでなく、CD・BD・グッズの世界も独特の仕組みがあります。
たとえばアイドルや声優の場合、CDに握手券やイベント抽選券が封入されていることが多くあります。当選確率を上げるためにCDを複数枚買う、ライブの抽選権を得るためにBDを買う。気がつくと、同じCDが家に何枚も積み上がっている、ということもあるかもしれません。
ライブグッズも同じです。会場限定グッズなど、「いま買わないと一生手に入らない」というプレッシャーの中で、つい予定より多く買ってしまうことがあるかと思います。
これも「自分が我慢できない人間だから」ではなく、そういう仕組みの中で推し活をしているからでもあります。
私の体験|年間200万円使った日々
私自身、多いときは推し活に年間200万円以上使っていた時期があります。
ライブに行けば物販に並び、CDが出れば複数枚買い、ツアーがあれば全通する。海外ライブにも参加。気がつけば推し活だけで月50万円を超えることもありました。客観的に見れば散財に近い金額で、「お金がもったいない」と思われるかもしれません。
ある調査では「7割以上の人が推し活に使うお金は月5,000円未満」というデータもあります。1それと比べたら、私はかなり突出した使い方をしていた方だと思います。
ただ、当時の私は「自分はお金を使いすぎている」と分かっていながら、なかなか歯止めをかけられませんでした。
ここからその罪悪感の正体について、私の推し活の経験を踏まえて考えてみたいと思います。
罪悪感の正体は2パターン|あなたの罪悪感はどっち?

ここがこの記事のいちばんお伝えしたい部分です。
推し活でお金を使った後に感じる罪悪感には、性質の異なる2つのパターンがあります。それを見分けられるかどうかが、推し活を健全に続けられるかどうかの分かれ目だと、私は思っています。
パターンA|他人基準で使った後の罪悪感(向き合うべき)
ひとつめは、「他人と比べて、他人に何かを示したくて使った後の罪悪感」です。
たとえばこんな感情からの出費です。
- 他のファンに負けたくない
- すごいファンだと認められたい
- SNSで自慢したい・見せびらかしたい
- ファンの中で自分の存在価値を示したい
これは、私自身が長年抱えてきた感情でもあります。
体験談|学生時代の「全部ください」グッズ全買い
20年以上前、まだライブ参加経験も浅かった学生のころの話です。
会場で他のファンが大量にグッズを買っているのを見て、「いつか自分も物販で『全部ください』と言ってみたい」とずっと憧れていました。そしてある日、思い切って実行しました。本当に全種類買いました。
そのときは達成感がありました。でもしばらく日が経って冷静になったとき、「これ、要らないグッズも結構あったな」「使わないものまで買ってしまったな」と思いました。
後から考えると、達成感よりも後悔の方が少し大きかったように思います。
体験談|「他のファンに認められたい」が壊れた日
別の推しを応援していた頃、私は「他のファンに認められたい」という気持ちが強い時期がありました。イベントにたくさん参加して、ファンに認められたい。たくさんお金を使うことが「すごいファン」の証明だと思っていた節があります。
でも、ある時どうしても行きたいイベントの抽選に落選してしまいました。どうしても参加したかった、これに参加できなかったら自分の価値がない、心の底ではそう思っていたのかもしれません。今思えば傲慢だったと思いますが、自分の中で気持ちの整理ができずに、その推し活そのものへのモチベーションが急速に下がりました。
今振り返ると、私は推しを応援していたのではなく、「他のファンに認められたい自分」を満たすために推し活をしていた部分が大きかったんだと思います。だから、他人に認められなくなった瞬間に、推し活そのものが崩れてしまったんです。
このタイプの罪悪感は、向き合った方がいいサインだと思います。お金の問題ではなく、心の使い方の問題だからです。
パターンB|心の底から欲して使った後の罪悪感(手放していい)
もうひとつのパターンは、「自分の心から欲して使ったのに、世間体や周囲の目を気にして感じる罪悪感」です。
たとえばこんな感情です。
- 趣味にこんなにお金を使っていたら、知らない人にドン引きされそう
- こんなに推し活していたら、結婚や将来に響きそう
- 周りの人に「無駄遣い」と思われそう
これは、自分の本心が満足しているのに、「他人がどう思うか」で苦しくなっている罪悪感です。
体験談|海外ツアー50万円|今でも後悔していない
ある推しが初の海外ツアー公演を行うことになり、私はファンクラブのオフィシャル海外ツアーに申し込みました。
ファンクラブのオフィシャルツアーは価格が高く、その月の推し活出費は50万円を超えました。客観的に見れば、相当な金額です。
でも、私はあのときの選択を、今でも後悔していません。
海外の空港で推しの到着を待っていた現地ファンの熱気、ライブの雰囲気、現地のファンとの一体感。あの経験は10年以上たった今でもはっきり覚えています。
出費額を考えたら世間一般の感覚からは外れているのかもしれません。でも、自分の心が「これは絶対に行きたい」と確信していたし、行ってよかったと心から思える経験でした。
このタイプの罪悪感は、手放していいと私は思います。なぜなら、自分の本心は満足しているからです。他人の目を気にしているのは、自分の選択ではなく外側の声に振り回されているだけだからです。
AとBが混ざる場合もある|アルバム100枚で独占お渡し会の話
ただ、現実にはAとBが混ざるケースも多いです。私自身もそうでした。
体験談|アルバム30枚と独占お渡し会
ある時、推しのアルバム特典で「お渡し会」というイベントがありました。アルバム1枚買うと、推しと20秒ほど話せる。複数枚買えばその枚数分話せる。最終的に「極端にたくさん買った1人」が、最後に数分間独占して推しと話せる、という仕組みでした。
他のファンがそれをやっているのを見て、私もいつかやってみたい、と思っていました。そしてあるとき、思い切ってアルバムを30枚(10万円ほど)買いました。最終的に、最後の数分を独占して推しと話すことができました。
その瞬間は最高の時間でした。やってよかったとも思っています。
でも一方で、「ちょっとやりすぎたかな」という気持ちも残りました。
冷静に振り返ってみると、他のファンから「すごい人だ」と思われたい気持ちがゼロではなかったからです。「やってみたい」という純粋な気持ちと、「すごいと見られたい」という他人基準の気持ちが、私の中で混ざっていたんです。
純粋に自分の心からだけで動いていたら、ここまでやらなかったかもしれない。そう思います。
このように、罪悪感が「やや残るけれど後悔とまではいかない」ような微妙な感覚のときは、AとBが混ざっていることが多いです。
見分け方は1つの問い|「誰も見ていなくても、それを買うか?」
では、自分の罪悪感がAなのかBなのかを見分けるには、どうすればいいか。
私が最近心掛けていることがあります。
それは、
- 誰も見ていなくても、自分はそれを買うか?
- 誰も見ていなくても、自分はそれをするか?
ということです。
SNSで自慢する相手がいなくても、自分のSNSの投稿を誰も見ていなくても、ファン仲間に話す機会がなくても、誰にも知られない世界だったとして、それでも自分はそれを買いたいか。自分はそれをやりたいか。
「Yes」なら、それはあなたの心からの選択です。罪悪感を持つ必要はありません。
「No、誰にも見せられないなら買わない」と思うなら、それはパターンAの可能性が高いです。一度立ち止まって、自分が何を求めていたのかを見つめ直す時間を持った方がいいかもしれません。
後悔しない推し活のための「お金の整え方」3ステップ
罪悪感の正体が見えたら、次は実際に「後悔しない推し活」を続けるための具体的なステップを考えてみます。
ただし、家計簿アプリの使い方やライフプランの作り方を細かく書くつもりはありません。それぞれ専門的な知識が必要ですし、この記事の本筋からは外れてしまいます。
ここでは、心の負担を減らしながら推し活を続けるための、ざっくりとした3ステップだけお伝えします。
① 全体を「見える化」する
まずは、推し活にいくら使っているかを客観的に把握することから始めます。
家計簿アプリを使うと、自動で集計してくれて便利です。マネーフォワードMEなど、無料で使えるものもあります。手書きでもスマホのメモでも、自分が続けやすい方法でかまいません。
大事なのは、金額そのものを把握すること。これだけで罪悪感がかなり軽くなります。
「使いすぎているかも」という漠然とした不安は、数字で見えていないから膨らみます。実際に金額を見たら、思ったより使っていないこともあれば、思ったより使っていたと気づくこともあります。
数字が見えると、自分の状況を冷静に判断できるようになります。
② 自分の価値観から予算を決める
「他のファンの平均は月5,000円未満」というデータを目にすると、自分が突出しているように感じて落ち込むかもしれません。
でも、平均は他人の物差しです。自分が幸せを感じる金額は、自分にしか決められません。
「自分はこれだけのお金を、推し活に使ってもいい」と自分で決めた金額があれば、それが予算です。家賃・食費・将来のための貯蓄など、生活に必要な分を引いた残りから、自分が納得できる金額を当てる。それが自分なりの予算になります。
ライフプランという言葉は大げさかもしれませんが、要は「自分が何にお金を使いたい人生を生きたいか」を考えることです。推しのために5万円使う人もいれば、5,000円で十分な人もいる。どちらが正しいということはありません。
③ 予算オーバーしそうなときは「立ち止まる」
予算を決めても、ライブやイベントの度に「これは特別だから」と上回ってしまうこともあります。
そんなときは、買う前に1つだけ自分に問うようにしています。
「これは、誰も見ていなくても本当に欲しいものか?」
衝動的に欲しいと感じても、1日寝かせてみる。それでも「やっぱり欲しい」と思えるなら、それは本心です。一晩経って熱が冷めるなら、他人基準だった可能性があります。
予算オーバーが一度や二度あるのは、誰でもあることです。翌月セーブして調整するくらいの柔軟さがあれば十分。完璧を目指す必要はありません。
それでも罪悪感が消えないあなたへ|「自分との対話」が必要なサイン

ここまで読んで、「分類はできたけど、それでも罪悪感が完全には消えない」と感じる方もいるかもしれません。
実は、その罪悪感には、もうひとつ大切なサインが隠れているかもしれません。
罪悪感は「自分の選択を信じきれていないサイン」かもしれない
推し活に対して罪悪感が消えないとき、それはもしかすると、自分が自分の選択を信じきれていないサインかもしれません。
「こんなにお金を使うなんて」と感じるとき、それは推しの問題ではなく、自分自身が自分の推し活を心のどこかで小さく見ているということだと思うんです。
胸を張って「これが私の幸せです」と言えていない。それは推しのせいではありません。自分が自分の気持ちを認めきれていないということなのではないでしょうか。
「真剣に向き合うこと」が罪悪感を超える
予算の中で自分の心からの選択でお金を使っているなら、罪悪感を感じる必要はないと私は思っています。
それでも罪悪感が出てくるなら、一度立ち止まって自分と対話する時間を取ってみてほしいです。
- 自分は本当は何が好きなのか
- 何にお金を使うと、本当に満足するのか
- 他人の目を気にして、本心と違う選択をしていないか
これは推し活だけの話ではなく、生き方そのものの話でもあります。自分の価値観をはっきりさせる。それができると、推し活でお金を使うときもほかの選択をするときも迷いが減っていきます。
体験談|一度離れた推しに、半年後戻った話
最後に、私自身の話をひとつだけさせてください。
ある推しを応援していた頃、一緒にライブに参加していたファンの方と、ちょっとしたきっかけで喧嘩をしてしまったことがあります。それがきっかけで、ライブに行くのが辛くなり、推し活そのものを一度やめました。
でも、半年ほど経ったとき、ふと思ったんです。
「やっぱり、この人の歌が好きだな」「ライブの空間が好きだな」と。
ファン同士の人間関係や、他のファンとの関係性ではなく、純粋に、推しの存在そのものが好きだという気持ちがあった。それに気づけたとき、また自然にライブに行くようになりました。
その推し活は、20年以上経った今も続いています。
一度離れて、自分の中の本当の気持ちと向き合えたから、長い間続けられるようになった気がします。他人基準ではなく、自分の心から好きだと言える推し活になりました。
罪悪感がどうしても消えないと感じるなら、一度距離を置く時間も悪くないかもしれません。離れてみて、それでも戻ってきたいと思えるなら、それが本物だと思います。
まとめ|推し活の罪悪感を手放して、胸を張って応援するために
推し活でお金を使いすぎる罪悪感の正体について、私の経験をもとにお伝えしてきました。
- 罪悪感には「他人基準」と「自分基準」の2種類がある
- 「誰も見ていなくても、それを買うか?」という問いで見分けられる
- 全体を見える化して、自分の価値観で予算を決める
- それでも罪悪感が消えないなら、自分との対話の時間を持つ
- 自分の心から欲した推し活なら、胸を張って応援していい
推し活はお金がかかります。それは事実です。でも、自分の心から欲した推し活であれば、罪悪感を感じる必要なんてないと、私は思っています。
予算の範囲内で、自分の幸せにお金を使う。その前提があれば、他人の目を気にする必要も、世間体に振り回される必要もありません。
多くの人が、胸を張って自分の推しを応援できる日々を過ごせると良いなと思います。
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よくある質問
Q1 貯金を切り崩してまで推し活してしまう場合は?
それはさすがに立ち止まった方がいいサインかもしれません。
予算内で楽しむ推し活と、生活基盤を崩してまで使う推し活は、性質が違います。後者の場合、すでに「推し活」という名前を借りて、別のもの(依存・現実逃避・他人基準)を満たしている可能性があります。
一度推し活から距離を置いて、自分が本当に何を求めているのかを見つめ直す時間を持つのがよいかもしれません。それでも推しが好きなら、いつでも戻ってこれます。
Q2 ライブのコール・振付についていけず疎外感を感じる場合は?
これは私自身も経験があります。しばらく行けなかったライブに久しぶりに参加したら、観客みんながコールや振付を揃えていて、自分だけ取り残されているような感覚になったんです。
そのときは、それで推し活そのものから距離を取ってしまいました。でも今振り返ると、コールや振付は推し活の本質ではなかったな、と思います。
推しの音楽や姿そのものを、自分なりのスタイルで楽しんでいいんです。揃えなくても、自分の好きな形で参加していい。それを忘れずにいられたら、疎外感に飲まれずに済むと思います。
Q3 家族や周囲に推し活を内緒にしている場合の罪悪感は?
これは繊細な話なので一概にどうした方が良いというのは難しいですが、家族や周囲に内緒にしているということは、「自分に自信がない」「推し活をしていると知られたらどう思われるかが怖い」という思いがあるのかもしれません。
これはお金の問題というより心の問題に近いと思いますので、例えばこちらの記事を参考にしていただければと思います。

Q4 他のファンの平均額を知って安心したい時は?
調査によると、推し活に使うお金は「月5,000円未満」が7割以上というデータがあります。でも、平均はあくまで平均です。
私のように年間200万円使う人もいれば、月1,000円で十分という人もいます。平均より多いから恥ずかしい、少ないから物足りないということはありません。
他人の数字に振り回されず、自分が納得できる金額で楽しむ。それが一番です。
※この記事は生成AIのサポートを受けながら執筆しています。体験談・意見はすべて私自身のものです。
- 株式会社エイチーム「推し活にかけるお金と節約に関する意識調査」より ↩︎

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